小児科は、生まれたばかりの赤ちゃんから中学生までを対象としています。
大人にはさまざまな診療科がありますが、お子さんは「小児科専門医」の診察が基本です。
子どもには特有の病気や、病気の進行があり、状態が変わりやすく注意が必要です。
「この症状は何科かな?」と思ったときは、迷わず当クリニックを受診ください。
月齢や年齢、症状などから、総合的に診断いたします。
必要があれば、専門の診療科や専門の病院をご紹介いたします。
また病気の治療だけでなく、子育ての不安や悩みもどうぞお気軽にご相談ください。
おくすりや検査についての考え方
子どもは病気にかかりやすいですが、自然治癒力も強いです。
気になる症状に対しては、それを緩和するおくすりを処方しますが、はっきりとした症状がない場合には、「通院しながら様子をみる」というのも一つの選択肢です。
また、抗菌薬(抗生物質)は、慎重に投与します。本当に必要な時、抗菌薬の効果を発揮させるためです。
検査をすることは、お子さんに少なからず負担をかけることになります。
原因がわかることで早く手が打てる場合などは積極的に検査をしますが、お子さんの症状や状態にあわせて、必要最低限の検査にとどめます。
ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
小児科
鼻水、咳、腹痛、下痢、嘔吐、便秘などの体調不良はもちろんのこと、風邪からの中耳炎や長引く鼻水、長引く咳、あせも、湿疹、目の充血、目やに、成長や発達など、お子さんの気になる症状はなんでもご相談ください。
お子様の容体や症状を見て、不安な時はひとまず当院までご連絡ください。
当院ではネット予約時に行える予診システムを採用しており、診療がスムーズに進みますので、可能でしたらご協力ください。
アレルギー
アレルギーと聞くと、「体に合わない」や「拒否反応」というイメージがあるかもしれませんが、アレルギーとは、「体を守るための免疫の過剰な反応」です。
私たちの体には、「免疫」という仕組みが備わっています。免疫は、病気を引き起こす異物(ウイルスや細菌など)が体内に侵入した際に、それに反応する抗体を作って異物を排除し体を守る大切な仕組みです。しかし、この免疫が本来、体に害のないダニや花粉、食べ物などある特定の異物に対しても過剰に反応して、体に種々の症状を引き起こすことがあります。これが「アレルギー」です。
小児のアレルギー疾患には、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などがあります。年齢により発症しやすいアレルギー疾患は異なり、何らかのアレルギー疾患をかかえたお子様は年々増加傾向にあり、低年齢化しています。
アレルギー疾患の治療の基本は、(1)原因となるアレルゲンの回避(ただし、食物アレルギーにおいては、正しい診断に基づいた「必要最小限」の原因食物の除去)、(2)薬物療法、(3)病気を理解し治療を継続すること、です。出来るだけ、アレルギー症状をコントロールすることでお子様やご家族の負担が少しでも軽減されるよう努めてまいります。
また、乳幼児期のお子様はアレルギーによる症状なのか分からないことも多々あると思います。赤ちゃんのなかなか治らない湿疹、ぜいぜいしているけど喘息?、口の周りが赤くなったけど食物アレルギー?などのちょっとした気になることについてもお気軽にご相談ください。
また当院では、スギ花粉症、ダニアレルギーの患者様に対する舌下免疫療法も行なっております。(対象年齢:5歳以上) 舌下免疫療法についての詳細はコチラをご覧ください。
アレルギー専門医(小児科)の診療は月曜日、水曜日のいずれも午前中に行なっております。
お気軽にご相談ください。
夜尿症(おねしょ)
幼児期を過ぎても夜間、睡眠中に無意識に排尿することを夜尿と言います。幼児期は「おねしょ」と呼ぶことが多いのですが、5~6歳を過ぎた頃からは「夜尿症」として診療の対象とします。小学生で夜尿症の子どもは10人~20人に1人いるといわれており、決して少なくありません。昔は病気としての認識はされていませんでしたが、現在は適切な生活指導や治療を行なうことで、自然経過と比較して治癒までの期間を短縮できることが分かっています。なかなかお申し出づらいかと思いますが、お子さんの自尊心にも十分に配慮して診察しますのでご相談ください。